中野義盛家にて展示中
岐阜、富山県境の加須良と桂の両集落は、秘境中の秘境といわれた深山の孤村で、江戸時代から相互扶助による自給自足の生活を営んでいました。しかし、今から約50数年前に両集落は相次いで離村し、消滅しました。
その当時の失われゆく合掌集落を、写真パネル28枚にて展示しています。
山間僻地の医療活動に尽力された医師・海野金―郎先生の功績を惚ぶ詩文、『孤村のともし火』を公開しています。
明治36年仙台近郊に生まれ、東北帝国大学医学部卒業後に秋田県、名古屋市で医療に従事。昭和14年~18年の4年間を飛騨医療利用組合連合会久美愛病院長として飛騨地域の医療に尽くし、本村では加須良地区(現在は離村消滅)へ数回来村。上記の詩“孤村のともし火”を残しました。
東しな家にて展示中
かつて加須良集落が在りし頃、実際に使用されていた民具・生活用品を、佐名木家所蔵の民具・村保存の民具合わせて100点余を展示公開しています。
この展示を通して、当時の空気感を感じていただければと思います。
野外博物館 合掌造り民家園
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